今月12月3日 午後1時43分
母方の祖母が静かに息を引き取りました。
母一人に看取られて逝ったそうです。
享年九十九歳でした。
あたしは仕事で、連絡を受けすぐに帰りましたが間に合いませんでた。
あたしが帰ると、葬儀屋さんが祖母の着替えをしている最中でした。
両親が共働きであったあたしにとって、祖母は厳しい母代わりであり、優しいおばあちゃんでもあり、特別な存在でした。
学校行事などは母の代わりに来てくれて、あたしが交通事故で入院したときは泊り込みで看病もしてくれました。
幼い時、輸血の必要なあたしに自分の血をくれて命を助けてくれたのも祖母でした。
反抗期のころや、年頃だったあたしは口煩い祖母をうっとうしくて、憎まれ口を利いたり避けていた頃もあり、今になってとても悔やまれます。
あたしに子供が出来たときはとても喜んでくれました。
お通夜やお葬式のとき、『幸子が一番思い出があるやろう。』と親戚などから云われ、自分でもそう思いました。
九十九歳も生きれば大往生やとか、お祝い事やとか云われましたが、やっぱりあたしにとっては悲しいです。
祖母にはいつまでも、あの世からあたしを見守っていて欲しいと思います。